版画のコア core 2

会期:2019年1月21日(月)~2019年2月2日(土) 10:00~18:30 (最終日は17:00まで)
会場:神保町文房堂ギャラリー

2001年アーティスト・イニシアティブで立ち上げられたpress実行委員会は世界的にもユニークで広く知れ渡っている浮世絵版画が生まれた日本の版画文化の土壌に着目し、 その研究と作品発表、記録集の刊行を兼ねて、2001年「版画再考」、2004年「版画を読む」、2010年「版画の色-リトグラフ」、2014年「版画系」、2017年「版画のコアcore1」と 版画にまつわる企画展を東京神田、文房堂ギャラリーにて長期にわたって開催してきた。

4つの基本技術形式(銅版、木版、リトグラフ、シルクスクリーン)を第3回展より10年をかけて四つの展覧会を等しく扱い、今回の2019年の5回目の展覧会「版画のコアcore 2」で一巡したかたちとなり、版画をめぐるプロジェクトはひとつの円環を完成出来ると考えている。今回の展覧会では版形式の中で、最も古く中心をなす銅版と木版にスポットを当てて、歴史的な考察から版画の批評性や世俗性の研究を試みる予定である。

主催:press実行委員会 共催:文房堂
協賛:朝日新聞文化財団、株式会社 資生堂
協力:ギャルリー宮脇、不忍画廊、ときの忘れもの、ヒロ画廊、WAKABAYASHI STUDIO

作家リスト:
ゴヤ、ブレダン、小村雪岱、瑛九、浜田知明、加納光於、池田満寿夫、若林奮、黒崎彰、谷川晃一、柳澤紀子、井田照一、日和崎尊夫、門坂流、渋谷和良、山口啓介、原陽子、若林砂絵子、木村真由美、広沢仁、斎藤里香、池田俊彦、常田泰由、二階武宏、杢谷圭章、遠藤美香、A3BC木版画コレクティヴ
以上、27作家、40数点で構成

●シンポジウム「press-「版画再考」から20年」
1月21日(月) 16:00~18:00
司会:松山龍雄 / 渋谷和良、山口啓介、広沢仁、大矢雅章

●レセプション 1月21日(月) 18:00~19:00

●A3BC木版画コレクティヴによるレクチャー・ワークショップ
1月27日(日) レクチャー13:00~14:00
木版画ワークショップ14:00~17:00