青森県立美術館で、版画の展示が開幕しました。
2024年3月、「美術館堆肥化宣言」にて制作した作品《礫》はフリーダウンロード形式で公開後、戦争や資本主義に対する世界各地の抵抗の現場で使われ、地球上を飛び交いました。そのいくつかの例を写真と共にご紹介しています。
今年1月に東北朝鮮学校の生徒さんと行った版画ワークショップ、その後その版画を使って、仙台のIOの会 @io_meeting_miyagi の皆様と共にバッグを制作したプロジェクトの詳細も展示されています。
(子供たちに向けて作ったメッセージビデオ「木版画の作り方」も公開中!)
そして花岡事件をテーマにした新作《花岡をわすれるな》も国内では初のお披露目となります。日本の戦争加害について、私達が向き合った初めての作品です。
民衆の手によって残された貴重な歴史を掬い上げ、素晴らしい展示を作り上げてくださった、キュレーターの奥脇嵩大さんに心から感謝しています。
下記、展示詳細となります。
ぜひ青森に足を運んでいただけたらと思います。
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「コスモスの咲くとき
-地域に学び、平和を刻む教育版画の”いま”」
会期:2025年11月15日(土) ━ 2026年4月12日(日)
場所:青森県立美術館
本企画は小中学校での版画の取り組み-「教育版画」における子どもたちの「他者と共に生きる実践」という側面に改めて注目し、反復させ、アートを社会の今を動かす力につなぐ県立美術館の展示プロジェクトです。
戦後の教育版画運動をけん引した大田耕士(1909-98/版画家・教育者)らの戦前の仕事や墨塗り教科書を起点にすえ、平和を思い生活を見つめることから生まれた1950-90年代の県内教育版画作品(五所川原市教育委員会蔵)を軸とし、全長30mの傑作《車力農業史》刷りなおしや抵抗のアクションとしての版画を手がけるA3BCの活動、国をこえた子どもたちの版画交流の現在が随時合流して展開します。ここには互いの共感と地域へのまなざし、平和への祈りが交響する場が生まれることになるでしょう。
戦後80年を迎えながらも未だ戦火に苛まれ、社会的矛盾が深刻化し、技術の濫用が地球をも引き裂く今日の世界。いま私たちは自らの手と目を鍛え、コスモスの花言葉に通じる「平和」を積極的に求める必要があります。もっと学びを、もっと版画を!かつての・いまの子どもたちと連帯して私たちも成長しなおす時が来ました。
芽吹くコスモスたる版画作品の数々を、多くの方に体験していただければ幸いです。









